神秘と愛と人生への凝視
芥川龍之介の魂に捧ぐ
隠し通した欲望の渦の真ん中に、
虚無詩人は立ち止まっている、
ぎこちない語法、
動けない夜の夢、
自己嫌悪と自己憐憫の間に涙する、
歯車は狂ったのか、
それとも、
始めから計画通りだったのか、
テクニックは装飾する武装、
心は成長を拒む倒置、
プラトニックスイサイドの最終章は痛ましく、
病める時代の先駆者の、
骨と皮ばかりの躰の影に。
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