2023年9月22日金曜日

末路の詩人

末路の詩人

 

 

至高の喜びから、

絶望の淵まで、

すべてを味わったあの大恋愛、

 

それは心の耐久度を超えた、

 

心が弱くなってしまった、

元・人間好きの詩人はいつしか人嫌いになり、

心の隙間を空想の友や空想の愛人で埋め尽くし、

みすぼらしいズボンを履いて、

孤独の帽子を被って、

今日も西日が沈んだあとの黄昏の路地を歩いていく。



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