元カノに
あのとき受けた仕打ちを思い返せば、
粘着的に何度もあなたを憎んだ時はあったが、
けっきょくのところは、
二人の未来への考え方が大きくズレていたということ、
それだけのことだった、
あなたは、
あなた自身としては、
いい意味で平凡な、
平凡ゆえにきれいな心の、
持ち主だった、
きっとそれは、
私には多少もったいないくらいの美徳だった、
若さは過ちをおかし、
それを懐かしみ許せるときが来る日まで、
人は人生を生きてゆく、
特別なドラマなんか存在しない、
芸術に天才はいても、
人生に天才などいない、
だから、
今日も明日も、
視野はできるだけ大きく、
でも、
歩幅は小さくとって、
人はゆっくりと歩いていくだけ。
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