2022年11月9日水曜日

神秘宇宙旅行

神秘宇宙旅行

 

 

ぼくは2013年の春に体験した神秘宇宙旅行の途中途中で、

「自分自身の出産現場」に何度も立ち会った。

ぼくには、いくつもの、我々人間の姿とは全く違う、何種類のもの形態の宇宙人としての転生があるようだった。

たぶんそれはぼくに限ったことではぜんぜんなくて、

きっと誰もがそうなのだろう。

ある星では、

何十人もの、鳥と人間を合わせたような種族の宇宙人コミュニティーに見守られながら、

ぼくはどこかの格調高い小ホールのような建物の中で、

彼らと同じ姿の赤子として誕生した。

また、そういったどこかの星のどこかの場所ではなく、

宇宙空間の只中で自分自身が生まれるという場面もあった。

それはちょっと信じられない光景だった。

ぼくを産んだのは女性ではなく、

両性具有か、もしくは性別のない、

半分有機的で半分無機質な、

まるで日本で小さな男の子たちが夢中になるヒーローロボットのような姿の宇宙人だった。

何より驚いたのは、

ぼくがその宇宙人の身体のどの部分から生まれてきたかだった。

なんとその宇宙人の首の付け根のあたりには開閉式のポケットがあって、

そこからぼくは、ほかに何体もの双生児たちといっしょにポンポンポンと生まれ出て、そのまま宇宙空間をコロコロコロと転がって行ったのだった。

その光景を呆気にとられて見ていたとき、ぼくは聖なる存在からテレパシーで教えられた。

生まれてきた赤子だけがぼくの転生なのではなく、

赤子を産んだロボット型宇宙人もまたぼくの何億回もの転生のうちの一つなのだということを。

ぼくは自分で自分を産んだというわけだ。

一体それはどういうことなのだろう?

なぜ聖なる存在はぼくにその場面を見せたのだろう?

あの神秘宇宙旅行から5年がたった今、

こうしていろいろとあのとき見たものを思い出し振り返ってみれば、

どれだけ現代の科学が宇宙を知らないか、知らな過ぎるか、

ぼくはその広大無辺さを強く深く思い知らされる心地がする。



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