二十一世紀画狂人ブルース
ほら見てみなよ、
二十一世紀の画狂人が、いつもの立ち喰いそば屋でかき揚げそばを寂しそうに食べている。
ポケットの中には画材店の領収書。
頭は禿上がっている。
ハゲに悪い人はいないってほんとなのかな。
二十一世紀の画狂人さんは、
若い頃、恋した女の子が別の人と結婚しちゃって、
ある夜から次の日の朝まで、
仙台から松島までの30キロの距離をその子のことを想いながら泣きながら6時間かけて歩いて帰ったんだって。
たぶん画狂人さんは悪い人じゃないみたいだね。
そう、
二十一世紀画狂人は、
年間300枚の絵を描くんだって。
こないだそういえば「俺のこと芸術家(アーティスト)じゃなく芸術バカって呼んでくれ」って言ってたよ。
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