2022年11月8日火曜日

ぼくの師匠

 ぼくの師匠

 

 

ぼくがとても尊敬する、

かなしい師匠は、

詩は孤独者の慰めにすぎないと言われた。

ぼくも30年くらいそれに同意していた。

しかし、

今、

自分を媒介にして、

喜びに溢れた宇宙言語の翻訳がなされるのが、

自分にとっての詩作なんだと知り、

人生は自分ひとりではないと感じるようになった。

きっと師匠も、

今頃はプレアデスかオリオンあたりの星で、

当時とはまた違った見方で、

地球での人生を懐かしく思い出していることだろう。

おげんきですか?



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