2022年11月9日水曜日

未熟なままの小説家

未熟なままの小説家

 

 

愛を知らない、

未熟なままの小説家。

そんな男が一人くらいいてもいいんじゃないかと、

君は夜ごと神に提案する。

思い出がつまった、

しかし行き先を見失った短編原稿、

さまよえる魂引きずる、

愛を知らないピーターパンのまま生きているという事実が、

それがそのままである意味一つの愛の形態(かたち)。

孤独のワードファイル。

無垢なる夢のUSBメモリにさびしく送信。



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