眩しい太陽の恩恵の下で
きらめく屋根の反射光が連想させた、
遠い昔の青の中の思い出、
あの日君は去って行った、
そしてそれは同時に、
恋ばかりでなく一つの大切な友情の終焉でもあった、
君たちは結婚をした、
それは、
どこにでもある青春のドラマを、
ぼくが脇役になって作り上げたようなものだった、
今、
眩しい太陽の恩恵の下で、
ぼくが気付かされたのは小さく震える愛の感触だった、
あの日ぼくは君らを憎んだ、
そしてその憎しみはしばらく続いた、
あれからどれほどの月日を経ただろうか、
全ては過去となり、
もはや復讐する動機も熱意も消え失せていた、
思い出の色彩はめくるめく変化してゆき、
全てを許せる心持を手にし、
今、
眩しい太陽の恩恵の下で、
ぼくが納得できたのは愛の大きさと深さのニュアンス、
まさにそれだった。
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