2023年9月22日金曜日

文学体験

文学体験

 

 

禁欲的な日々の中で、

吉行淳之介の娼婦小説を読み、

己のミソジニーを認めながらも、

女を真剣に愛そうと努力する、

 

若さに特有の、

切実なる問題の答えを必死に求めながら、

太宰治の短編を読み、

芥川龍之介の短編を読み、

愛の可能性について自問する、

 

子供っぽい憧れと直感のまま、

萩原朔太郎ごっこをして楽しみ、

自分でも詩のようなものを書いて、

全ての人類に共通するノスタルジアに想いを馳せる。

 

文学する体験。

体得する美。



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