背中を五発
ある人が、初対面の際にぼくの顔を見て、
「ドイツ人とのハーフみたいですね」と指摘した。
それから数年経って、
ぼくは故郷宮城であるときどういうわけか深遠なる神秘体験をし、
自分の過去生をいくつか見ることができた。
あの人の指摘は鋭かった。
ぼくの直前の転生は、どうやらナチス兵だったようだ。
その自分自身であるナチス兵は、背中を五発、銃で撃たれて37歳でこの世を去っていた。
だがそれは戦死ではなかった。
ナチス兵だった自分は第二次大戦中に色恋沙汰で何か悪いことをしでかし、
ある女の恨みを買って、
その女に背後から撃たれて死んだのだった。
神秘体験の中でぼくはその女の転生についても教えられた。
その女は、この現在の時代では、ぼくがある時期狂おしいほどに熱愛したユダヤ人女性として生まれ変わっていた。
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