人生の王者(ある記録)
2011年の夏から2012年の夏までのちょうど1年間の間
ぼくは週30時間労働でかろうじて13万円くらい稼げる
清掃作業員のアルバイトで自活しながら
空いた時間に1枚でも多く絵を描き続け
画家としての成功を夢見、東京の片隅で生きていた
ぼくはあの時代がとても幸福なものだったといつも振り返る
あの頃ぼくは日々活き活きとしていた
バイト先では嫌な思いをしたこともあったが。
それもせいぜい1年間で3,4日だけ。
あの頃のぼくは今より更に貧乏で
何ら所有してなどいなかった
それでも
ぼくは人生の王者だった
思い出よ
ありがとう
0 件のコメント:
コメントを投稿