2022年11月8日火曜日

若さ

 若さ

 

 

心の鋳型にはめ込むことができなかった愛の教え。

孤独と反逆の世紀。

救いはどこに?

そしてぼくは青春を棒に振った。

擦り切れたカラージーンズと、

ロマンスの残像だけを頼りに、

本当はうわべだけの、

異端の思想に無理にすがろうと躍起になった。

しかし、

すべては許された。

それが人生の風というものの匂いだった。

若さに取って代わるもの、

それを見せてくれたのは、

愛そのものだった。



0 件のコメント:

コメントを投稿