永劫と来歴
あまりに長い年月が経ったせいで、
もうあの町を再訪しても胸が軋まなくなった、
一瞬、
まるで何か大切なものを失ったかのような気分だったが、
ある種の成長の一つなのだろうと、
楽観的に受け止めることにした。
あの頃の、あの熱病のような体験を、
分かち合った仲間たちは世界中に四散し、
もう今は生きてはいない者もいる、
神は人生を通して我々に何を教えたつもりなのか、
そもそも、
永劫のサイクルに「学び」などというものは存在するのか、
詩をしたためる喜びの中に、
平穏というものは性善説のようにきちんと初めから用意されていたということに気付かされる、
もう何も迷う必要はない、
戸惑う必要もない。
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