名残り
失われし愛の歌、
涙に濡れた四谷の街角、
もう傍にはいないあなたに問いかける、
二人の時間にはどんな意味があったのかと、
そうして私には孤独だけが待っていた、
苦し紛れに何かを築き上げようと躍起になった、
しかし気づけば、
同じ円をただ繰り返し周るだけの生活だった、
青春の傷は誰にでもあるものだからと、
半ば悟ったつもりで生きてきた、
全てが完結するときがきたら、
全てを肯定できるだろうと信じたかった、
失われし愛の歌、
涙に濡れたあの二人だけの部屋、
時は長く過ぎてしまった、
もう傷跡さえも、
見えない大人になった。
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