2022年12月21日水曜日

名残り

名残り

 

 

失われし愛の歌、

涙に濡れた四谷の街角、

もう傍にはいないあなたに問いかける、

二人の時間にはどんな意味があったのかと、

 

そうして私には孤独だけが待っていた、

苦し紛れに何かを築き上げようと躍起になった、

しかし気づけば、

同じ円をただ繰り返し周るだけの生活だった、

 

青春の傷は誰にでもあるものだからと、

半ば悟ったつもりで生きてきた、

全てが完結するときがきたら、

全てを肯定できるだろうと信じたかった、

 

失われし愛の歌、

涙に濡れたあの二人だけの部屋、

 

時は長く過ぎてしまった、

 

もう傷跡さえも、

見えない大人になった。



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